ブランド品買取とは|価格の決まり方・真贋・質屋との違い

バッグ・時計・貴金属を売るときに知っておきたい、価格が決まる仕組み、真贋の見方、売却先ごとの違い、法律上の手続きをまとめました。

ブランド品買取とは

ブランド品買取とは、バッグ・財布・時計・宝飾品などを、専門の知識を持つ事業者が査定して買い取る取引です。生活用品の買取と違い、真贋の判定と、モデルごとの相場の把握が必要になります。

扱う事業者は、専門店、総合買取店、質屋に分かれます。同じ品物でも、販売先と在庫の考え方が違うため、提示される金額に差が出ます。

売却先ごとの違い

買取専門店 質屋 フリマ・オークション
受け取り その場で売却 売却も質入れも可能 売れたときに入金
価格 店が提示 店が提示 自分で設定
手間 少ない 少ない 撮影・出品・発送・対応
トラブル 少ない 少ない 返品・未払い・評価の問題
向く場面 早く確実に現金化 一時的に資金が要る 時間をかけて高く売りたい

質屋との違い

質屋は、品物を預けてお金を借りる「質入れ」と、そのまま売る「買取」の両方を扱います。質入れの場合、期限内に元金と利息を返せば品物が戻ります。返さなければ品物が質屋の所有になります(質流れ)。

質屋営業法に基づく許可を受けて営業しており、古物商とは別の制度です。手放すか迷っている品物では、質入れが選択肢になります。

価格はどう決まるか

ブランド品の買取価格は、その品物を次に誰へ、いくらで販売できるかという見込みから決まります。ブランドの定価や、購入時の価格が基準になるわけではありません。

見られる要素

相場は動く

ブランド品の相場は、定価の改定、モデルの生産終了、為替、海外需要で動きます。特に人気モデルは、正規店の値上げに連動して中古相場も動くことがあります。

一方、革製品や布製品は保管しているだけで状態が落ちます。相場を待つ間に状態が下がると、待った意味がなくなります。売ると決めた時点で見てもらう方が、結果としてよいことが多くなります。

品目ごとに見られる点

バッグ

角のスレ、持ち手の色移りと劣化、内側の汚れとべたつき、金具のメッキ剥がれが主に見られます。型崩れも評価に影響します。

内装の素材が経年で粘つく製品があります。修理で対応できる場合と、できない場合があります。

時計

型番、製造年、動作の状態、風防やケースの傷、ベルトの状態が見られます。純正の箱・保証書・替えのコマが揃っていると条件が変わります。

オーバーホールの履歴があれば伝えてください。整備の記録は状態の裏付けになります。止まっている場合も、電池切れか内部の問題かで扱いが変わるため、そのまま伝えてください。

ジュエリー

地金の種類と重量、石の種類・サイズ・品質が見られます。鑑別書や鑑定書があれば持参してください。

デザインが古い、片方だけ、といった状態でも、素材としての価値は残ります。石が外れている場合も、そのまま見てもらってください。

衣類・靴

ブランド、シーズン、サイズ、状態が見られます。衣類は状態の影響が大きく、保管中の変色や虫食いがあると扱いが変わります。

タグや保存袋が残っていると確認が早く進みます。靴はソールの減りと、型崩れが見られます。

貴金属の考え方

金・プラチナ・銀は、デザインではなく素材として評価されます。買取価格は、その日の地金相場、純度、重量から計算されます。

刻印 意味
K24 / 999 純金
K18 / 750 金75%
K14 / 585 金58.5%
Pt1000 純プラチナ
Pt950 / Pt900 プラチナ95% / 90%
SV925 銀92.5%(スターリングシルバー)

壊れていても評価される

切れたネックレス、片方だけのピアス、変形した指輪でも、素材としての価値は残ります。捨てる前に一度見てもらってください。

宝石が付いている場合は、地金の部分と石の部分で別に評価されることがあります。石の鑑別書があれば持参してください。

真贋の判定

買取事業者は、素材・縫製・金具・刻印・シリアル・付属品を総合して判断します。1か所だけで判断することはありません。

判定できない場合、その事業者では取引が成立しません。専門店であれば、扱いに慣れている分だけ判断が付きやすくなります。

偽物と分かっている物を本物として販売・売却することは、商標法や詐欺にあたる可能性があります。真贋が不明なものは、そのまま伝えて見てもらってください。

出張で売るときの注意

ブランド品・貴金属は、事業者側から訪問を持ちかける形の取引でトラブルが集中してきた分野です。特定商取引法の訪問購入の規制は、この経緯から設けられました。

売る前に決めておくこと

手放すかどうかを迷ったまま査定を受けると、その場の雰囲気で決めてしまうことがあります。先に決めておくと、判断がぶれません。

査定前にできること

保管のしかた

売るまでの間の保管で状態が変わります。次の点に気をつけてください。

法律上の手続き

買取をする事業者は古物商許可を受けており、取引の相手方の本人確認が義務づけられています。運転免許証やマイナンバーカードの提示を求められるのは、この規定によります。

他人名義の品物を売る場合、委任状などを求められることがあります。相続した品物については、相続の手続きの状況によって扱いが変わります。相続放棄を検討している場合は、処分する前に専門家へ相談してください。

事業者が自宅を訪ねて買い取る取引のうち、事業者側から働きかけたものは特定商取引法の訪問購入にあたり、クーリング・オフの対象になります。貴金属の押し買いが問題化したことを受けて設けられた制度です。

売却益の税金

生活に通常必要な動産を売った利益は、原則として課税されません。ただし1個または1組の価額が30万円を超える貴金属・宝石・書画・骨とうは例外で、譲渡所得の対象になります。

譲渡所得には年間50万円の特別控除があり、他の譲渡所得と合わせて控除額を超えた部分が課税されます。転売を目的に繰り返し仕入れて売っている場合は、事業所得または雑所得として扱われます。判断が付かない場合は税務署または税理士に確認してください。

用語

用語 意味
ギャランティカード 正規品であることを示すカード。ブランドにより名称が異なる
シリアルナンバー 製品ごとの識別番号。製造時期の特定に使われる
地金 金・プラチナなどの素材そのもの。相場で価格が決まる
質入れ 品物を預けて金銭を借りること。期限内に返せば品物が戻る
質流れ 期限内に返済されず、品物の所有権が質屋に移ること
業者間市場 古物商どうしが売買する市場。買取価格の背景になる

よくある質問

保証書や箱がなくても売れますか

売れます。ただし揃っている場合と比べて条件は変わります。無いことを前提に見てもらえば問題ありません。

何年も使っていない物でも値段は付きますか

保管状態次第です。湿気によるカビや金具の変色が出ている場合、その分だけ条件が変わります。状態が落ちる前に見てもらう方が結果はよくなります。

偽物かもしれない物はどうすればいいですか

そのまま伝えて見てもらってください。真贋の判断は事業者が行います。偽物と分かっている物を本物として売ることは法律に触れます。

まとめて売ると条件はよくなりますか

訪問や手続きが1回で済むため事業者の手間は減りますが、1点ごとの金額が変わるとは限りません。内訳を出してもらえば確認できます。

査定額に納得できないときは

断って構いません。他の事業者にも見てもらい、比べてください。金額の差は、その事業者が持つ販売先の違いから生じます。

ブランド品買取をお考えの方へ

お住まいの地区の事業者をまとめて見られます。1回の入力で、まとめて査定を依頼することもできます。

ブランド品買取の総合窓口を見る

無料で一括査定を依頼する

この記事は株式会社LINKBANKが作成しています。本サイトは株式会社LINKBANK(リサイクルショップ エコスマイリー)が運営しています。運営会社も対応事業者の一社として、査定に参加する場合があります。

無料で一括査定